【イギリス】7割集中?スロット店が貧困地域を狙う理由

いまイギリスでスロットマシン専門店が急増中です。
この2年で店舗数は7%増え、1,452軒を分析すると、なんと3分の1が最も貧しい地域10%に集中。
しかも半数以上が貧困層20%のエリアに並びます。
海辺のリゾート地や、経済的に苦しいミドルズブラやハルなど地方都市にも多く出店。
裕福な地域では、スロット店がほぼ存在しません。

店舗の多くは24時間営業で、最も依存性が高いギャンブル商品を提供。
最大2ポンドで回せて、500ポンドの高額ジャックポットもあり、昨年だけで5億3,000万ポンド以上が吸い取られました。
こうして集められたお金の多くは、オーストリアやドイツの大富豪やウォール街のファンドに流れます。
例えば最大手アドミラルはオーストリアの億万長者がオーナー。
2位のメルクールもドイツ資本で、最近は弱者を狙ったとされる事件で罰金も受けています。

地元自治体や議員、専門家は「弱い人が犠牲」と警告。
現場では依存症患者が急増し、NHSは全国15か所でギャンブル治療クリニックを新設。
それでも現行法では自治体の規制権限が弱く、地域住民や議員から「法律の見直しを」と声が上がっています。
みなさんの地域でも同じ動きがないか、注意が必要です。

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