【タイ】乾季に大儲け?カエル養殖の裏側

タイ東北部イサーン地方の農家が、収入アップの秘策として注目されています。
田んぼを使って、なんと「カエル」を育てているのです。
ナコンパノム県のバン・ノンテー村では、乾季に稲作を終えると田んぼを30cmほど掘り、そこをカエル養殖池に変えます。
カエルのつがいを放ち、翌朝には卵が水面に浮かびます。
孵化後、エサを与えながら育て、約3週間でオタマジャクシとして出荷可能に。
価格は1kgあたり150~200バーツ、生でも冷凍でも売れ、海外にも輸出されます。
村全体で年間1,000万~2,000万バーツを稼ぐこのビジネス。
冷凍されたカエル肉やオタマジャクシはオーストラリアやシンガポールにも輸出され、レストランではカエルカレーや竹の子煮込みとして人気メニューに。
田んぼとカエルの組み合わせが、今や地域の未来を支える柱となっています。