【インド】94年ぶりの決断?カースト調査へ!

インド政府が、独立後初めてカーストに関する全国調査を実施すると発表しました。
前回、正式なカースト情報が収集されたのは1931年のイギリス統治時代。
それから94年が経ち、再びこの敏感なテーマに国が踏み込むのは、非常に大きな意味を持ちます。
インドでは人口の3分の2以上が、社会的に不利な下位カーストに属しているとされます。
政府は、この調査を通じて教育や雇用などの支援政策を見直す考えです。
なお、2011年にもカーストに関する調査が行われましたが、データの正確性に疑問があるとして、その結果は公表されませんでした。
モディ首相自身も低カースト出身であり「貧困層、若者、女性、農民こそが本当の“4大カースト”」と語り、身分に関係なく支援すべきとの考えを示しています。
歴史的な今回の決断が、社会の分断を乗り越える一歩になるのか注目されています。