【ドイツ】ノルドストリーム再開案に波紋広がる  

ドイツでロシア産ガスの再輸入を巡る議論が再燃しています。保守系CDUの一部議員が、停止中のノルドストリームの再開に前向きな姿勢を見せたことで、大きな波紋が広がっています。

ノルドストリームは、ロシアとドイツを結ぶガスパイプラインで、2022年に破壊されて以来、使用停止中です。
現在、スイスに拠点を置く運営会社は破産手続き中で、買収の動きも報じられています。
再建には約5億ドルが必要とされ、実現にはウクライナでの和平や制裁解除が不可欠です。

現在の政権を支える緑の党や専門家からは強い反発の声が上がっています。
「ロシアは信頼できない」との指摘や、「気候変動対策として化石燃料に頼るべきではない」との懸念が示されています。

再開論は政権交代を前に注目を集めており、ドイツのエネルギー政策の行方が問われています。