【韓国】患者のため？韓方医のX線使用をめぐる攻防！

韓国で伝統医学の医師がX線の使用を求める動きが活発化しています。
裁判所が、X線を利用した診断を行った韓方医に対し、医療法違反には当たらないとの判決を下しました。
この判決を受け、韓方医の団体は、政府に対しX線使用を正式に認めるよう求めています。

現在、韓方医はX線機器の安全管理者として認められておらず、医師や歯科医とは異なる扱いを受けています。
韓方医の団体は「最新技術を活用するのは患者のためであり、診療の質を向上させる権利がある」と訴えています。
また、X線があれば、骨折や捻挫の診断を迅速に行え、患者が別の病院でX線を撮影する手間が省けると指摘します。
2022年の調査では、84.8%の国民が韓方医によるX線使用を支持しており、台湾では既に伝統医学の医師がX線を含む4種類の医療機器を使用できる制度が整っています。

しかし、この動きに対し、韓国医師協会は反発しています。
「今回の判決は刑事罰の適用を判断したものであり、X線使用を認めたわけではない」と警告し、政府の対応を注視するとしています。
韓方医のX線使用が正式に認められるかどうか、今後の政府の判断が注目されます。