【ドイツ】5年後に欧州最強軍？メルツ首相の決断とは

　
ドイツのメルツ首相は、「欧州最強の通常戦力」を目指し、歴史的な政策転換を発表しました。
この背景には、ウクライナ侵攻後の安全保障環境の激変があります。
メルツ首相は「ドイツの防衛力を根本から強化する」と強調し、防衛費をGDPの5％まで増額する方針。
2031年までに兵力を20万人超に拡大し、老朽化した戦車や航空機の一新、デジタル化も推進します。
こうした大規模な軍備増強の狙いは、「ヨーロッパの平和と安定をドイツ自らが守る」姿勢を明確にすることです。
一方で、フランスは核抑止力を背景に独自の軍事戦略を堅持。
ポーランドも陸軍50万人体制を計画中。
イギリスはAIやドローンなどハイテク分野に注力。
イタリアも陸軍の近代化を進めています。
欧州各国が軍拡競争に走るなか、ドイツのリーダーシップがどのような影響をもたらすのか、今後の動向が注目されます。