【イギリス】自転車で人を死なせたら…終身刑？

自転車事故で人が亡くなったら、加害者はどれくらい重い罪に問われるべきでしょうか。
イギリスで、危険な自転車運転によって歩行者を死亡させた場合、加害者が「終身刑」になる可能性のある新しい法律が提案されました。

これまでの法律はなんと1860年代のもので、最長で懲役2年でした。
このたびの法改正は、自動車による死亡事故と同じ基準を自転車にも適用する内容で、交通事故遺族の強い要望に応えた形です。
2016年、妻を自転車事故で亡くした男性は「古い法律では被害者が報われない」と訴えてきました。

一方で、サイクリストからは「規制が厳しくなれば、自転車に乗る人が減る」との懸念の声もあります。
政府は「少数の無謀な運転者を取り締まることが目的」と強調しています。

この新たな動きが、歩行者とサイクリストの双方にとって安全な道をひらく一歩となるのでしょうか。