【欧州】宇宙ゴミが地球を脅かす?ESAが緊急対策を呼びかけ

宇宙には今、1億3000万個以上のゴミが漂っています。
そのひとつが人工衛星とぶつかれば、GPSや災害監視に大きな支障が出ます。

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は、毎年少なくとも1基の衛星がゴミと衝突して破壊されていると報告。
ISS(国際宇宙ステーション)も衝突回避のために軌道変更を余儀なくされています。

わずか1cmの破片でも手榴弾並みの威力。
このままでは「ケスラー効果」が起きる危険も。

ケスラー効果とは、宇宙ゴミ同士の衝突が連鎖してさらに大量のゴミを生み出す現象のことです。

とくに気候や災害を監視する衛星は、被害を受ければ人々の安全にも直結します。

ESAは2030年までに「ゼロ・デブリ(宇宙ゴミゼロ)」を目指し、17か国が協力。
2028年には、ロボットアームでゴミを回収する初のミッション「ClearSpace-1」も予定されています。

将来は、宇宙での「修理・再利用・再資源化」を行う”宇宙のロードサービス”構想も進行中です。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次