【世界】中国vs米国、アフリカ覇権争いの行方は?

アメリカがアフリカから静かに撤退を始めています。その先に待つのは中国などの台頭かもしれません。
トランプ大統領は政府のコスト削減を進める中、アフリカを中心に約30か所の大使館や領事館を閉鎖する方針です。
南アやモロッコなど一部を除いて、大使不在の国も目立ちます。
南スーダンやガンビアなどの小国から、ナイジェリアやケニアといった経済大国まで、外交の空白地帯が生まれつつあります。
背景には、財政赤字と政府のスリム化。
さらにアフリカとの関係が薄いと判断されたこともあります。
一方で資源の多い国には拠点を残す方針で、中国などとの資源獲得競争がにじんでいます。
この隙を突くように、中国、ロシア、トルコなどが影響力を広げる可能性があります。
「アメリカなき後」のアフリカを、誰がどう動かすのか。注視が必要です。