【南アフリカ】ペンギン輸送中にヘリ墜落…その理由が信じられない

南アフリカで、段ボールに入った1羽のペンギンが原因でヘリコプターが墜落するという、にわかに信じがたい事故が起きました。
1月、東ケープ州のバード島での調査飛行後、専門家の要請でアフリカペンギンを1羽保護のためポートエリザベスへ搬送することに。
しかし、ペンギンはただの段ボール箱に入れられ、乗客の膝の上に置かれていたのです。
離陸直後、箱がズルリと滑り落ち、操縦桿を直撃。
レバーが急激に動き、機体は高度約15mから回転しながら墜落しました。
幸い、乗員3人もペンギンも無傷でしたが、ヘリは大きな損傷を受けました。
報告書では、パイロットがペンギン輸送を正式なリスク評価に含めておらず、また適切な輸送容器を使わなかったことが問題とされました。
また、何故ペンギンを拾って輸送しようとしたのかは不明です。
空を飛ぶには、動物であれ荷物であれ、しっかり固定が大前提。
「かわいい」の裏に潜むリスクを痛感させる出来事でした。