【イタリア】伝説のオリエント急行復活!?甘く贅沢な旅へ

イタリアで伝説のオリエント急行が「ラ・ドルチェ・ヴィータ号」として華やかに復活しました。
初運行はローマからトスカーナ地方へ向かう1泊2日の特別ルートで、贅沢な列車旅が注目を集めています。
この列車は1960年代の旧型車両12両を改装したもので、18のスイート、12のデラックスキャビンに加え、バーやラウンジ、ミシュランシェフによる高級レストランを完備。
列車に乗り込む前から特別なラウンジで優雅な時間を過ごせます。
今回のルートでは海沿いの町やトスカーナの田園風景を眺めながら地元ワイン「ブルネッロ」を堪能。希望者はモンタルチーノの丘の町に立ち寄り観光も可能。
車内では食事、就寝、そしてパーティまで、まさに「列車版クルーズ」です。
今後の旅ではヴェネツィアやポルトフィーノ、マテーラ、シチリアなど、全14地域をカバーする全8ルートが用意されています。
観光地にとどまらず、アブルッツォのような知られざる地方にも足を運びます。
参加者の多くはアメリカ人で、次いでヨーロッパや中東の旅行者が中心。料金は1人あたり3,500ユーロ(約56万円)からと高額ですが、すでに4月と5月の便はほぼ満席。
富裕層だけでなく、退職記念や結婚記念日など、人生の節目に特別な思い出を作ろうと多くの人が予約しています。
イタリアの風景、美食、文化をゆっくり味わえる新しい旅のスタイルとして、ラ・ドルチェ・ヴィータ号は世界中の旅行者を魅了しています。