【アメリカ】NASAが月面着陸計画の「女性と有色人種」目標を撤回

アメリカ航空宇宙局(NASA)が、2027年までに実現を目指す月面着陸計画「アルテミス計画」で掲げていた、「史上初の女性と有色人種を月面に送る」という目標を撤回しました。
この決定は、トランプ大統領が米政府機関に対して、多様性や平等に関する取り組みを中止するよう指示したためです。
NASAの公式ウェブサイトには以前、「初の女性と有色人種、そして国際的なパートナーの宇宙飛行士を月に着陸させる」と明記されていましたが、この記述が削除されました。
NASAは声明で「大統領の命令に従い、月面探査の計画に関する表現を見直した」と説明しています。
一方、2026年に月を周回予定の「アルテミス2号」には女性宇宙飛行士のクリスティーナ・コックさんと、アフリカ系アメリカ人のヴィクター・グローバーさんが参加することがすでに決まっています。
NASAは最近、多様性を重視する姿勢を強めていましたが、今回の方針転換が今後の探査計画にどのような影響を与えるか注目されます。

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