【フランス】欧州の主役交代?マクロン台頭の理由とは

今、ヨーロッパで最も注目されるリーダーは、フランスのマクロン大統領かもしれません。
これまで欧州の中心だったドイツは、メルケル前首相の引退後、政治の混乱が続いています。
ドイツでは新政権の成立が難航し、国としての発言力が弱まる中、マクロン氏は積極的に動いています。
ウクライナ戦争や米国による関税の問題に対し、欧州を代表して声を上げる姿が目立ちます。
フランスの核抑止力を欧州全体の防衛に活かそうとする提案も話題になりました。
また、マクロン氏は以前からトランプ大統領とも関係があり、アメリカとも橋渡しが可能です。
欧州の外交や安全保障を前に進める役割を担える数少ない存在といえます。
ただし、フランス単独では経済的な限界があり、欧州全体をまとめるには独仏の協力が欠かせません。
また、マクロン氏は2027年に任期満了を迎えるため、行動できる時間は限られています。
欧州の未来を左右するこの2年、マクロン氏の手腕が本当に問われることになりそうです。