【北朝鮮】強制合唱に広がる市民の不満

北朝鮮では、職場での「歌唱セッション」が義務化され、多くの市民が不満を抱いています。
南黄海道の党委員会は2月15日、すべての職場で週1回の「歌唱セッション」を実施するよう指示しました。
これにより、従業員は必ずグループで革命歌を歌わなければなりません。
以前は、労働新聞に新しい歌が掲載された際や、党の指示があったときに限られていましたが、今では毎週の決まりになっています。
各職場の党細胞秘書が歌を選び、反日闘争時代の歌から最新のプロパガンダ曲までが対象となっています。
党はこれを「党や指導者への忠誠心を高める」目的としていますが、市民の多くは「歌ってもコメは手に入らない」と冷めた反応を示しています。
北朝鮮では長年、音楽がイデオロギーの道具として使われてきましたが、経済状況の悪化により、かつてのような影響力は薄れつつあります。
情報の流入が進み、政府の宣伝を疑う人々も増えています。
強制的な歌唱学習は、むしろ国民の不満を募らせる結果となりそうです。