【タイ】廃油を再利用!パーム油企業の新戦略

タイの大手パーム油メーカー、Petchsrivichai Enterprise社は、使用済み食用油の需要拡大を受け、新たな回収キャンペーンを開始しました。
家庭や飲食店から使用済み食用油を集め、バイオ燃料の原料として再利用する取り組みです。
同社は、ヨーロッパやアジアでの需要増を背景に、回収した廃油を持続可能な航空燃料(SAF)やバイオディーゼルの製造に活用すると発表しました。
SAFは従来のジェット燃料と比べ、最大80%の温室効果ガスを削減できるとされており、航空業界の脱炭素化に貢献します。
さらに、同社は「2リットルの使用済み油と1リットルの新しい食用油を交換できる」キャンペーンを展開し、一般家庭や飲食業界からの協力を促しています。
Petchsrivichai Enterprise社は昨年の株式公開で得た資金を活用し、新たな設備を導入する予定です。
これにより生産能力を向上させ、パーム油製品の売上拡大を狙います。実際、2024年の食用油販売は前年比30%増の2400万本を記録し、総売上は274億バーツに達しました。
今後、パーム油の価格は、インドネシアの輸出減少や異常気象による生産量減少の影響で上昇が見込まれています。
同社は、新たな市場開拓やオンライン販売強化を進め、持続可能な成長を目指しています。