【オランダ】子ども550人を持つ父、YouTube動画削除へ

オランダで少なくとも550人の子どもの父親となった男性が、裁判所から動画削除を命じられました。

ジョナサン・ヤコブ・マイヤー氏（43）は、過去に親たちと「子どもの育児に関与しない」と約束していました。
しかし、彼はYouTubeで親や子どもたちに直接向けた動画を投稿し続けました。
これに対し、親たちは「間接的に子どもたちの人生に影響を与えようとしている」と訴えました。

裁判所はマイヤー氏に対し、子どもや親を対象とした動画や、親を批判する内容の動画を削除しなければ、1日あたり10,000ユーロ（約160万円）、最大100,000ユーロ（約1,600万円）の罰金を科すと命じました。
さらに、動画以外の方法でも同様の発言をすることを禁止しました。

マイヤー氏は、Netflixのドキュメンタリー『1000人の子を持つ男』に登場し、実際の子どもの数は550人だと主張しています。
昨年には、乱用を防ぐために精子提供の停止命令を受けましたが、彼は11の異なるクリニックやデンマークの精子バンクを利用し、制度の抜け道を突いていました。

彼のYouTubeチャンネルでは、「母親たちはいじめをしている」などの発言が見られ、伝統的な価値観を強調する内容も投稿されています。
今回の判決が、こうした発言にどう影響を与えるのか注目されています。