【北朝鮮】米国との対立を見据えつつも交渉の余地を残す戦略

北朝鮮は近年、核兵器を放棄せず、軍事力を強化すると明言しています。
金正恩総書記は2024年と2025年に核関連施設を視察し、対米政策を明確にしました。
しかし、2025年の米大統領選でトランプ氏が再選されたことで、北朝鮮の外交戦略に変化があるかが注目されています。
2024年末の党会議では「最も強硬な対米対抗戦略」と表現しつつ、具体的な内容は曖昧でした。
一方で、トランプ政権との交渉の可能性を残すような動きも見られます。
例えば、1月にトランプ氏の就任を報道し、国内向けメディアでも扱いました。
また、対米批判の表現が12月以降やや和らぎ、「米帝国主義」といった過激な言葉の使用が減っています。
さらに、トランプ氏の名前を直接批判せず、「新政権」などの表現を用いている点も特徴的です。
ただし、核政策の根幹が変わる兆しはなく、金正恩氏は「核戦力の高度発展」を強調しています。
ロシアとの関係強化も進めており、米国との長期対立を前提にした戦略が続くでしょう。