【北朝鮮】親たちの必死の徴兵回避策

北朝鮮では春の徴兵を前に、親たちが子どもを軍隊に送らないために必死になっています。
特にロシアへの派遣が懸念され、賄賂を使ってでも回避しようとする動きが広がっています。
平安南道では、卒業を控えた子どもの親が軍の徴兵担当者と面会し、大金を積んで徴兵を避けようとしています。
最近では、平城や安州などで「ロシア派遣」の噂が広まり、息子を守るために3,000ドルや高級タバコを渡す親もいるといいます。
さらに、軍に入った後に戦死したとみられる通知を受け取る家族も増えており、死亡時期や場所が不明なまま通達されることもあります。
特に偵察総局に配属される部隊への入隊は危険視され、親たちは何としても避けようと躍起になっています。
貧しい家庭では賄賂が払えないため、鉱山労働を選ぶケースも増加。
最悪の場合、指やつま先を切断するなどの手段で徴兵を免れようとする親もいるといいます。
徴兵担当官は、こうした親たちの対応に追われ、困惑しているようです。